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発達障害児と法事 [発達障害]

先週の日曜日は、嫁さんのお祖父さんの49日でした。

いわゆる法事ってやつですね。

法事と聞くと、このシーンを思い出してしまいます。
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自閉症児マンガとして有名な「光とともに」ですが、その第1巻にこのシーンはあります。

光とともに… (1)

光とともに… (1)

  • 作者: 戸部 けいこ
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: コミック



言葉もなく動き回ったりパニックを起こしてばかりの我が子。

普通ではないと思いながら障害を受け入れられず、一度訪問した支援センターもそれっきりにしてしまう母親。

そんなとき、その母親の義父の法事が盛大に行われることになります。

我が子がおとなしくしてられるのか心配な母親。

自分の子供の状況を理解していない父親。

そして、子供はお経にパニックを起こしてしまい、自分の頭を叩きながら泣きわめきます。

泣きながら子供を外に連れ出す母親。

義母からは激しく非難され、父親は近寄ろうともしない。

そして泣いている母親の横で、子供はただ小石をひたすら側溝に落としています。

・・・・・・。

発達障害児を持つ親にとっては、痛いほどにその気持ちが分かる情景です。

法事は、そんな決して騒いではいけない場所の代表として描かれています。

しかし、先週の法事は違いました。

参列は、本当の身内だけ。

施主のご夫婦も優しい。

俺とあおとあかは一番後ろの席で、緊張感なく座っていました。

あおは途中で嫁さんの膝に乗ったり。

そんな様子を知らなかったお義父さん、お義母さんからは「いい子だったね」と褒められるし・・・。

まぁ、パニックを起こしたら外に連れ出せばいいと思っていて、それを許してもらえるとも思ってたから気分的には楽でした。

光くんの法事と先週の法事は、出席者の数も状況も全く違うので比較にはならないけれど、「法事」というものも昔の「厳かなもの」という感じではなくなってきたのかもしれませんね。

お寺なのに畳の上に椅子が用意されていたので、足もしびれなかったし(笑)

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